ザ・人間力
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【ザ・人間力】
人間と動植物の違い
大きな分類をすると人間も動物です。
動物と植物の違いは、移動できるか出来ないかですよね。
では動物と人間の違いは何でしょうか?
それは、精神性があるかないかですよね
精神性とは?
思考、心、感情など目に見えない世界のことです。
動物の中で肉体的な部分や視覚、聴覚、臭覚などの感性で一番弱いのは人間です。
どんなに努力してもチーターより早く走れる人間はいません。
動物的直感では、人間は動物に敵いません。
しかし、唯一優れている能力が、頭を使って工夫する能力です。
ですから人間社会では、頭の良い人が優遇されるのです。
しかし、人間力とは頭のことではありません。
人間にはもっと素晴らしい能力があるのです。
どんなに筋肉を鍛えてもゾウには敵いません。
どんなに訓練しても猫パンチよりも俊敏に動くことはできません。
どんなに努力をしても、警察犬よりも敏感な臭覚にはなれません。
動物的な能力を鍛えるのではなく、人間力を鍛えたほうが素晴らしい人生を送れるのです。
では、その素晴らしい能力とは何でしょうか?
それは「心」です。
では、心を鍛えるとはどういうことでしょうか?
実は心は鍛える必要がありません。
なぜなら、元々、心は素晴らしいからです。
心を鍛えるのではなく、心に気づくことが大切です。
ちなみに、皆さんが心と思っているのは、心ではなく思考です。
皆さんが心の声だと思っているのは、心ではなく頭の声です。
心の声とは言葉にならない声のことです。
「あぁ、綺麗だな」
夕陽をみて思ったとします。
思った時点で言葉になり、言葉になった時点でそれは心の声ではなく、頭の声です。
本当に綺麗な夕陽をみて感動した時には言葉にならないほど、感無量になります。
美味しい食事をした時には、美味しいという思いも浮かびません。
ただただ美味しくて夢中になって食べています。
幸せな時には幸せだと思いません。
至福の状態にあるだけです。
瞑想して、脳がシータ波になると、至福の状態になり何も思考が働きません。
その状態が、心の在り方です。
本来は、心はいつでもその状態なのです。
しかし、日常生活に追われていると心に気づくことができません。
常に思考を働かせているからです。
心の病気という言葉がありますが、本来ならそれは正しくありません。
なぜなら、いかなる時も心は病まないからです。
心の病気とは、実際は脳障害のことです。
心が苦しいというのは、心が苦しいのではなく、脳がその現状に耐えきれなくてパニックになっているのです。
ですから、精神科に行くとお薬を処方されるのです。
それは心に効く薬ではなく、過敏になっている脳に麻酔をかけるような働きがあるだけです。
また、鬱病の人に処方されるのは、逆に脳を活性化させる興奮剤のようなものです。
つまり、鬱病は脳の病気なのです。
脳の病気になってしまうと、ますます心から遠ざかってしまいます。
一瞬でも生の心を見たならば、至福の状態の心に焦点あい幸せな状態になれるのです。
しかし、その一瞬でさえ見る暇がないほど、人は生活に追われています。
ですから、世の中では瞑想が流行っているのです。
瞑想で思考が完全に止まると、心を垣間見ることができるのです。
しかし、人はそれが本来の心だということをしりません。
瞑想することでざわついていた心が穏やかになると勘違いしているのです。
その観念がとれない限り、本当の心を見ることはできません。
それは、ただ気づくだけです。
「あぁ、心が穏やかになったのではなく、これが本来の心なんだ!」
瞑想をしてそういう状態になったときには、その状態を味わってください。
その時に、初めて心と繋がります。
ここがポイントなのです。
せっかく瞑想しても、心と繋がっていない人の方が多いのです。
どうせなら、ちゃんと心と繋がってください。
また、瞑想したことがない人はぜひ瞑想を心がけてください。
瞑想といっても構える必要はありません。
簡単に出来そうな瞑想を探して実践してみればいいのです。
僕もいろんな本を読んで、自分に出来そうな瞑想をしていた時期があります。
でも中々上手くいかなかったのですが、最近とっても単純な瞑想をあみだしました。
それはここでは書きませんが、まずは自分なりに瞑想するという行動が大切です。
初めから上手くいかせるために、知識を身につけようとせずに、まずはやってみることが大切です。
さて、今日は瞑想の話がしたいのではなく、心の話がしたいのです。
なぜ、この心がすごい能力なのか?
実はここからが本題です。
人間力の中で、この心の能力が凄いと言ったのは、心は宇宙と直接繋がっているからです。
ま、地球も宇宙の一部ですので宇宙じゃない所なんてどこにもありませんが、もっと分かりやすくいうと、宇宙の波動と直接繋がっているのです。
つまり、心の波動が宇宙に発信されその影響で宇宙が創造されるのです。
というと、とても大袈裟に聞こえるかもしれませんが、科学的には、宇宙は「超ヒモ理論」という量子力学が研究されているのです。
かなり端折って説明すると、宇宙は一つのヒモからできているということです。
ヒモとは文字通り、紐ということです。
この紐が揺れることで波になり、その波の揺れ方で、量子が作られて、その量子の組み合わせで物理が出来上がり現象化しているという理論です。
人の思考も思いも波動であり、その波動が宇宙に影響して、現象化するのです。
ですから、心が大切なのです。
しかし、ここで疑問が出てきます。
元々心は至福の状態ならば、至福の波動が宇宙に影響して、至福の状態が現実化するのではないか?
しかし、実際には至福と程遠い現実が現象化しているのはなぜだろう?
実は、それをコントロールするのは人間の意志なのです。
あなたの意識がどこに向いているのかで、宇宙に影響を与える波動が変わるのです。
心に意識を向けているのなら、当然心の波動が宇宙に伝わります。
しかし、ほとんどの人が意識を向けているのは心ではなく、頭の世界です。
頭の世界では、常に未来の不安や過去の過ちなどに対する執着です。
すると歪んだ波動が宇宙に伝わりますので、当然歪んだ出来事が現象化するのです。
どんなに頭でプラス思考になり、ワクワクすることをイメージしようとしても、深層心理では不安や恐怖でいっぱいですので、その波動が宇宙に伝わるのです。
その深層心理を変えようと努力する人もいますが、そもそも深層心理を変えようとする行為が、その不安に意識を向けていますので、当然意識を向けた先の波動が宇宙に伝わるのです。
では、どうすればいいのか?
そんなもの無視したら良いのです。
どんな考えだろうと、どんな深層心理だろうと構うことはありません。
そんなものに意識を向けるのではなく、本来の心に意識を向けようとすることが大切なのです。
そのためには、今は理解できなくても、心は常に至福の状態なんだということを受け入れてください。
自分が知らないことを受け入れるのは難しいかも知れませんね。
ですから最初に受け入れるのは、自分が知らないということです。
ただ知らないだけなのです。
知らなくてもいいのです。
知らなくてもいいということを受け入れてくださいね。
「心って本来は至福なんだ!知らんけど」
というのが、受け入れるということです。
「今は知らんけど、いつかは本来の心に会いたいな」
とだけ思っていてください。
その上で瞑想を続けるなら、いつか本来の心との出会いがあります。
そうなった時に、その心に意識を向けることでその心の波動が宇宙に伝わって、至福の現象化が起こるのです。
これが、僕のいう「ザ・人間力」なのです。
「ザ・人間力」を使って幸せな人生を送ってくださいね。
久しぶりに降りてきたので、書き留めてみました。
この記事へのコメント
素敵なお話しありがとうございます。
Posted by カン at 2025年02月20日 08:31